秋田県の南部に位置する湯沢市。豊かな自然に恵まれ、個性的な温泉地が点在し、日本三大うどんの一つ「稲庭うどん」や美味しい日本酒でも知られる魅力あふれるエリアです。今回は、そんな湯沢市の観光情報をぎゅっと凝縮!必見のスポットからグルメ、イベントまで、湯沢の旅を充実させる情報をお届けします。

湯沢の自然を満喫!圧倒的な絶景スポット
湯沢市には、自然の力強さを感じられるダイナミックな景勝地があります。
小安峡(おやすきょう)
皆瀬川(みなせがわ)が長年にわたり浸食してできたV字谷の渓谷。一番の見どころは「大噴湯(だいふんとう)」です。遊歩道を歩いていくと、岩の隙間から98℃の熱湯と蒸気がシューシューと音を立てて噴き出す様子を間近で見ることができ、地球の息吹を感じられます。紅葉の名所としても知られ、秋には渓谷全体が鮮やかに色づきます。周辺は小安峡温泉となっており、散策と温泉を合わせて楽しむのがおすすめです。
川原毛地獄(かわらげじごく)
青森県の恐山、富山県の立山と並び「日本三大霊地」の一つに数えられる場所。草木がほとんど生えず、硫黄の匂いが立ち込める荒涼とした風景は、まさに「地獄」のよう。ここから流れる温泉水が沢水と合流して滝となる「川原毛大湯滝(かわらげおおゆたき)」は、滝つぼ自体が天然の露天風呂になる珍しいスポットです(入浴は夏季限定、水着着用推奨)。
心も体も癒される 湯沢の温泉めぐり
湯沢市は個性豊かな温泉地が豊富な「いで湯の里」でもあります。
- 小安峡温泉(おやすきょうおんせん): 小安峡の渓谷沿いに旅館や日帰り入浴施設が点在。大噴湯散策の後に立ち寄るのに最適です。
- 泥湯温泉(どろゆおんせん): 高松川の上流にある秘湯ムード満点の温泉地。その名の通り、白く濁った泥のようなお湯が特徴で、古くから湯治場として親しまれています。独特の雰囲気を味わってみてください。
- 秋の宮温泉郷(あきのみやおんせんきょう): 湯沢市で最も古い歴史を持つ温泉郷。役内川(やくないがわ)沿いに複数の温泉宿が点在し、それぞれ異なる源泉を持っています。静かな環境でゆっくりと温泉を楽しめます。
湯沢に来たらコレ!絶品グルメ&銘酒
湯沢ならではの美味しいものも旅の楽しみです。
稲庭うどん
つるつるとした喉ごしと、コシのある食感が特徴の「稲庭うどん」。湯沢市(旧 稲庭町)が発祥の地であり、市内には製造元直営の食事処や、美味しい稲庭うどんを提供してくれるお店がたくさんあります。ぜひ本場の味を堪能してください。
日本酒
米どころ・酒どころとして知られる秋田県の中でも、湯沢市には歴史ある酒蔵が複数存在します。「両関(りょうぜき)」「爛漫(らんまん)」「福小町(ふくこまち)」などの銘柄は全国的にも有名です。酒蔵によっては見学や試飲ができる場合もあるので、お酒好きの方はぜひチェックしてみてください。
歴史と文化に触れる 湯沢のイベント&スポット
湯沢市には、古くから続く伝統行事や歴史を感じさせるスポットもあります。
犬っこまつり(2月)
約400年の歴史を持つと言われる民俗行事。湯沢市街地の会場に、米粉で作った「犬っこ」や鶴亀などを祀る雪のお堂っこや、愛らしい犬の雪像が多数作られ、幻想的な雰囲気に包まれます。夜にはライトアップもされ、冬の湯沢を彩る風物詩です。
七夕絵どうろうまつり(8月)
江戸時代中期から続く、華やかな夏の祭り。湯沢市街地の通りに、浮世絵風の美人画などが描かれた大小様々な「絵どうろう」が吊り下げられ、訪れる人々を魅了します。夜にはロウソクの灯りで絵どうろうが照らされ、幻想的な美しさです。
院内銀山跡(いんないぎんざんあと)
江戸時代には佐竹藩の財政を支え、日本有数の銀産出量を誇った院内銀山の跡地。当時の面影を残す「異人館」などの施設があり、往時の繁栄を偲ぶことができます。
湯沢市へのアクセス
- 電車: JR奥羽本線「湯沢駅」が中心駅となります。秋田新幹線を利用する場合は、大曲駅で奥羽本線に乗り換えが必要です。
- 車: 東北自動車道から秋田自動車道を経由し、湯沢横手道路「湯沢IC」または「須川IC」を利用するのが便利です。
※各観光スポットへのアクセスは、湯沢駅からバスまたはタクシー、レンタカーなどをご利用ください。
まとめ:見どころ満載!魅力あふれる湯沢市へ出かけよう!
ダイナミックな自然景観、個性豊かな温泉、美味しいグルメと地酒、そして歴史ある祭り…。湯沢市には、訪れる人を飽きさせない多様な魅力が詰まっています。
ぜひこの記事を参考に、あなたの湯沢市観光プランを立ててみてください。きっと素敵な旅の思い出ができるはずです!